歯科衛生士科3年生 前期臨床実習を終えて

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歯科衛生士科3年生 前期臨床実習を終えて

歯科衛生士科

 歯科衛生士科3年生は、約3か月間にわたり、九州大学病院、九州医療センター、福岡大学病院、こども病院、矯正歯科専門医院、小児歯科専門医院において臨床実習を行いました。

 九州大学病院では、メインテナンスの補助をはじめ、歯周病科、歯内治療科、咬合補綴科、義歯補綴科、口腔外科など複数の診療科で実習を経験しました。それぞれ専門性の高い診療が行われていることを学び、患者様により良い医療を提供するためには、多職種が連携することの重要性を実感しました。また、班で行動する中で情報共有の大切さを学び、報告・連絡・相談が円滑な診療につながることを理解する機会となりました。

 九州医療センターでは、多くの症例を通して口腔健康管理について学びました。患者様の口腔内や全身状態に応じて適切な口腔ケア用品を選択し、その使用方法や目的を説明・指導する経験を通して、一人ひとりに合わせた支援の重要性を感じました。また、口腔ケアは口腔内の健康維持だけでなく、全身状態や生活の質の向上(QOL)にも深く関わることを改めて理解することができました。福岡大学病院では、摂食・嚥下に関するVF(嚥下造影検査)の見学やカンファレンスへの参加を経験しました。実際の検査や症例検討を通して、摂食・嚥下機能を評価することの重要性を学ぶとともに、多職種が連携して患者さんを支えるチーム医療の実際に触れることができました。歯科衛生士が口腔機能管理を担う重要な職種であることを学ぶ貴重な機会となったようです。こども病院では、全身疾患について学ぶとともに全身麻酔下での治療や病棟への往診を見学したことで小児の口腔ケアについても理解することができました。

 また、矯正歯科専門医院および小児歯科専門医院では、専門分野ならではの診療について学びました。矯正歯科では、不正咬合の改善だけでなく、長期的な口腔機能の維持および向上を見据えた治療について学びました。小児歯科では、子どもの発達段階に応じた対応やコミュニケーションの工夫について学び、子どもだけでなく保護者との信頼関係を築くことの大切さも感じたようです。

 今回の臨床実習を通して、学生たちは歯科衛生士として求められる専門的な知識や技術に加え、患者様に寄り添う姿勢や、多職種と協働することの重要性を深く学ぶことができました。今回の経験を今後の学習や臨床実践に活かし、患者様から信頼される歯科衛生士へと成長してくれることを期待しています。