歯科衛生士科2年生 歯科健診補助実習
歯科衛生士科2年生 歯科健診補助実習
歯科衛生士科2年生が、高等学校での歯科健診補助実習を行いました。
会場は高校の体育館で、歯科医院とは異なる集団健診の場において、「健診する側」としての視点から学校歯科保健を学ぶことを目的としました。実習前には事前講義を行い、学校歯科健診の意義や高校生の口腔の特徴、当日の流れを確認しました。また 学生には、健診全体を支えるチームの一員としての自覚を持つよう伝えました。
今回の実習で学生が担当した主な役割は、健診会場への誘導、記録用紙の受け渡しと記入補助、器具の受け渡しや補充、終了後の片付けでした。いずれも滞ると健診全体の流れに影響する重要な役割です。
誘導を担当した学生は、クラスごとに体育館へ入ってくる生徒を健診エリアへ案内しました。
記録を担当した学生は、歯科医師の所見を聞き漏らさないよう真剣な表情で向き合い、用紙を取り違えないように確認しながら丁寧に記入していました。ミスを防ぐためにダブルチェックを行うなど「チームで健診を支える」という意識も育まれていました。
器具の補充と片付けを担当した学生は、健診の進行状況を見ながら、ミラーなどが不足しないよう先を見越して準備を行っていました。終了後も、器具の回収や整理を手際よく進め、「最後まで責任を持ってやりきる」という姿勢が感じられました。
実習後の振り返りでは、「健診がスムーズに進むと嬉しかった」「自分の役割が全体の流れを支えていると感じ、健診補助が楽しかった」といった声が多く聞かれました。デンタルミラーを渡すタイミングが歯科医師の動きとぴったり合ったときや、記録が順調に進み待機列が滞らなかったときに、達成感を得られたという意見もありました。
また、「健診する側になって初めて 受診する立場では気づかなかった準備や工夫があることを知った」という感想も聞かれました。健診を支える多くの役割を理解し、高校生が安心して健診を受けることができる環境づくりの大切さを実感できたことは、歯科衛生士を目指すうえで大きな学びになったと感じています。
今回の高校歯科健診補助実習を通して、学生は誘導や記録、器具の準備となどひとつひとつの役割の重要性と、そこに求められる「思いやり」や「責任感」を実践的に学ぶことができました。教員としては、「健診する側の気持ち」を知り、「健診補助が楽しい」と感じられたこの経験が、今後の臨床実習や将来の仕事に向けての大きな一歩になることを期待しています。受け入れてくださった高等学校の先生方、生徒の皆さんに心より感謝申し上げます。