歯科衛生士科★2年生★保護者実習
歯科衛生士科★2年生★保護者実習
こんにちは、歯科衛生士科です。今回は2年生の実習の様子をご紹介します!
本校では、2年次の段階で「保護者を対象とした口腔衛生指導実習」を2回行っています。この実習では、学生が学内で身につけた知識と技術を「身近な大人」に対して言葉で伝え、専門職としての自覚と責任を育てることができます。相手が保護者だからこそ、学生は安心感の中で説明に挑戦でき、一方で家族ゆえの甘えを抑え、プロとして振る舞う難しさも体験します。また、2回同じ患者様を担当することで、自分が行った指導が患者様の生活に活かされているか、お口の中の状態はどう変化しているかを実感し、課題の発見や自信に繋げることができます。
実習当日、学生たちはいつもより少し緊張した表情で保護者を迎えていました。事前学習で作成した問診票や歯みがき指導の資料を手に、姿勢や声の大きさ、視線の配り方まで意識しながら対応していきます。磨き残しの部位を示しながら、なぜそこに汚れが残りやすいのか、どのようなブラシ操作が適しているのかを、専門用語をかみ砕きながら説明する姿は、入学当初とは見違えるほどです。保護者から質問を受けた場面では、言葉に詰まりながらも、自分の言葉で伝えようとする真剣さが伝わってきました。
教員の立場から特に印象的なのは、学生の「視点」が変わっていくことです。単にプラークの付着や歯肉の状態を見るだけでなく、生活習慣や仕事の忙しさ、加齢による変化など、保護者一人ひとりの背景に目を向けられているところに2年生の成長を感じました。「この方の一日に合ったケア方法は何だろう」と考え、磨き方だけでなく、時間帯やケア用品の選び方まで提案する姿に、歯科衛生士としての芽生えを感じます。また、実習後の振り返りでは、「専門用語を使いすぎて伝わりにくかった」「緊張して笑顔が少なかった」など、自ら課題を言語化できるようになることも大きな成長です。